トリコモナス(Trichomonas)
トリコモナス原虫が性器内部に侵入することで膣トリコモナス症を発症します。幅広い年齢層で感染が確認されますが、日本の場合、20~30代女性を中心に感染者が多く、女性全体では10%程度が感染しているといわれます。
代表的な症状は激しい膣炎ですが、感染者の50%ほどは最長6カ月に及ぶ潜伏期間中は無症状で過ごすため、この間に感染を拡げます。男性の場合、ほとんど症状は現れませんが、それはトリコモナス原虫が前立腺や精囊などに棲みつき尿道に出てくることが少ないからです。症状は出なくても前立腺炎を伴っていることが多く、将来の前立腺がんの原因にもなります。
トリコモナス原虫はきわめて感染力が強く、性行為や性行為に準じた行為のみならず、感染者とお風呂やタオル、トイレを共有することによっても感染します。
