エムポックス(サル痘)
エムポックス(サル痘)とは
エムポックスは、国内では感染症法上の4類感染症に指定されています。 国内では、2022年7月25日に、国内1例目の患者が報告され、2023年以降も、患者の 発生が続いており、229例(前週比+2名)の症例が確認されている(2023年12月15 日更新)。2023年11月には渡航歴のない男性が1名死亡しました。
感染経路
感染した人や動物の皮膚の病変・体液・血液との接触(性的接触を含む。)、患者と の接近した対面での飛沫への長時間の曝露(prolonged face-to-face contact)、患者が使 用した寝具等との接触等により感染します。
潜伏期
通常6~13日(最大5~21日)
実際にかかると・・・どういう経過を辿るの?
- 通常6~13日(最大5~21日)
- リンパ節腫脹は顎下、頸部、鼠径部に見られます。
- 皮疹は顔面や四肢に多く出現し、徐々に隆起して水疱、膿疱、痂皮となります。
- 多くの場合2-4週間持続し自然軽快するものの、小児例や、あるいは曝露の程度、 患者の健康状態、合併症などにより重症化することがあります。
- 皮膚の二次感染、気管支肺炎、敗血症、脳炎、角膜炎などの合併症を起こすことが あります。
- エムポックスでは手掌や足底にも各皮疹が出現することなどが、水痘との鑑別に有 用とされます。
実際に病院で検査となったら
具体的には、次のような流れになります。
(2023年8月時点)
- 患者さんが何らかの症状を認めて医療機関を受診します
- 医療機関で、問診と診察の結果、医師からエムポックスが疑われます
- 患者さんは受診した医療機関にて検体を採取されます
- 医療機関は保健所に、エムポックスの疑いがある患者がいると連絡を行います
- 検査対象と判断した場合、保健所が地方衛生研究所や国立感染症研究所に連絡を行 います
- 地方衛生研究所や国立感染症研究所で検査実施可能と判断した場合、保健所が医療 機関を訪問して検体を持ち帰ります
- 地方衛生研究所や国立感染症研究所に検体を提出します
- 地方衛生研究所や国立感染症研究所でPCR検査を実施します
- 結果が分かったら保健所に結果が伝えられます
- 保健所は医療機関に結果を伝えます
- 最後に医療機関が患者さんに結果を伝えます
ちょっと病院に行くのは・・・検査だけでもできたら・・・と思っている方へ
初期症状は風邪のような症状です。発熱後、顔や四肢に水疱が出てきて、心配だけど 病院に行くか迷っている方、弊社の検査なら保険証を使わずに検査できます! 水疱や膿疱の内容液や蓋、あるいは組織を用いたPCR検査により検査が可能です。